醸造

■ ワイン造りへの思い

 ワイン造りの原点は、イタリアで暮らした日々に出会った「食とワインが寄り添う豊かな時間」。その記憶を日本の風土で再現したい――そんな想いから、夫婦でゼロからぶどう畑を始めました。

 私たちは、ぶどう農家として、健全で凝縮感のあるぶどう作りに取り組んでいます。土地の個性=テロワールを大切にしながら、その年、その畑ならではの味わいを素直にボトルに詰める。ポッジョ ヴェルデのワインは、そんな想いと積み重ねから生まれる日本の小さな畑の物語です。

■ ワイン造りとは?

 ワイン造りは、どこか料理にも似ています。「良いワインは良いぶどうから」。この言葉のとおり、美味しいワインにとって、何よりも大切なのは、原料となるぶどうの鮮度と品質です。
 そこに加わるのは、品種の個性を引き出す酵母の選定や醸造技術、そして最終的な味わいを思い描くセンスと情熱。一本のワインが生まれるまでには、こうした要素が繊細に絡み合っているのです。

■ ぶどう畑とともに歩む日々

 現在は、畑から車で5分ほどの安曇野市にある「ル・ミリュウ」で醸造を行っています。代表の塩瀬さんとは、長年のぶどう栽培を通じて信頼関係を築いてきました。毎年、仕込み方法を一緒に検討しながら理想の味わいを目指し、二人三脚で進めています。醸造工程にも関わらせていただき、自家醸造の夢に向けて学び続ける貴重な場となっています。

 2020年の初醸造から、少しずつラインナップを増やしながら、理想の味わいに近づく手応えを感じています。ぶどうは農産物であり、天候などの自然条件に左右されることも多いですが、その揺らぎこそがワイン造りの奥深さだと感じています。

 私たちは、まだ理想の味わいを追い求める旅の途中にいます。毎年の経験を糧に、畑と向き合いながら、大切な人と過ごす時間や、ひとりの静かなひとときにも寄り添うワインをお届けできるよう、これからも丁寧に挑戦を重ねていきます。